アイデアマンきむさんの工房: 2012.4熊野古道　第３話　２日目　　アイデアマンきむさんの工房

熊野古道2日目です。

前回は1日目で2話に分けました。　昨年は台風の被害で和歌山は断念し三重の伊勢路に行きましたが、

今年は和歌山の古道復活と聞き、一昨年の続きになります。

熊野古道と言っても色々なコースが有ります。

私が知る話で説明しますと、1000年以上前から熊野詣でに参る方が多くしたそうです。

願いを込めて命がけで熊野三山にお参りに行ったとか！

皇族は京都より船に乗り淀川を下り大阪からずっと歩いたそうです。

大阪から和歌山の海辺を歩く紀伊路、今ではほとんど古道は無く、普通の道になっているそうです。

その道をずっと歩いて南紀白浜手前の田辺市に辿り着きます。　本当に気の遠くなるような話です。

この田辺から中辺路というルートに入るのです。　で私はここから歩きました。

田辺駅から普通の道を歩き、住宅地を抜け、くねくねと昔の古道跡をたどり歩きます。

あちこちに昔の休憩跡として残っているのが○○王子という名目で社として有ります。

その中でも、格式高い王子も数カ所存在します。

普通の道も段々坂道になりずっとずっと歩き続けます。

これが熊野古道？？？と疑問を抱きながら国道の綺麗な舗装路山道を歩き続けました。

他には歩いている人も見当たらず・・・。　そして2日目にやっと山の途中に熊野古道館を発見。

ここにはバスが停まり人が多く賑わってました。　路線バスから降りてくる人も多かったですね。

中辺路はここからが世界遺産の古道になるので、観光の方などはここから歩くみたいです。

そして山道歩くこと6時間強で近露という村に出ます。　ここで1泊するのが良いので1泊。

近露から8時間山道を歩き熊野本宮に出ます。せっかくなので本宮近くに有る日本最古と言われる

湯の峰温泉で1泊。　昔はここで疲れを癒やし翌日には大日越えという2時間程で抜けられる

山越えで再度本宮に参るみたいです。　とここまでが一昨年言った経路です。

本で読むと、次は本宮から熊野川を船で下り新宮市の速玉大社に詣り、そこから歩いて那智まで向かい

那智から那智山へ向け歩き那智大社に詣り、そこから中辺路最難関の大雲取り山越えをしと途中の村で1泊、

そして小雲取り山越をして本宮に辿り付くそうです。

今回の第2話は那智に辿り付き、勝浦漁港で出会った人と一緒に飲みに行ったところで終わりました。

そして翌日那智駅を出発！！

那智大社までに少しだけ古道が有るはずですが昨年の台風で道が崩れ通行止めになってました。

仕方無いので一般道を歩く事にし、舗装路を歩きました。

この道は川に沿っての道、そして村があります。　道も工事ばかりしているなぁ・・・家も綺麗やなぁと

昨年の台風の復興後って感じでしたが、川を見ているとまだまだ復興出来ていない所がかなり見受けられるようになります。

上へ行くにつれ段々被害が見受けられます。

保育所だった建物も全滅してました。そして取り壊せていない家がこれ！

胸が痛みます・・・・、

もう少し進むと小学校が有り心和む～　学校祭をしていました。(^o^)

そして歩く事1時間半程で今回の見所　世界遺産の大門坂に到着。

さすがにここに来れば観光客も居て、歩いている人もいます。

観光の方はここまで車で来て、この大門坂を歩くそうです。

前日から歩き続けている私には、今回の坂と石段はかなりきつい！

後ろから小さい子供が追いついてきます。

軽やかに！　　私も意地でも追い抜かれないように頑張って歩き続けました。

息も切れながら・・・・ですが記念撮影！

そして汗だくになりながら大門坂を抜けると、那智大社までまたまた階段階段。

歳には勝てまへんなぁ～

しかし無事に到着しました～が　このしんどそうな(-_-;)

少し休憩して西国三十三所の1番札所そして世界遺産の青岸渡寺へ！
那智大社のすぐ隣でした。

ここから那智の滝を見たらこんな感じです。

さて那智の大滝の梺まで行くことにしよう。　と歩き始めたら、次にチャレンジする大雲取り越えの入り口発見。

下へ下へ階段を下り大滝に到着しました。

私は中学の頃と、二十代の頃に来た事がありますが、この状態を見てびっくりしました。

台風の被害で見て下さい。この岩石、そして折れた木、自然の恐ろしさが伝わります。

先を急がなければ・・・、本当は前日に川下りをしたかったのですが、順番が逆になってしまい今から川下りに急ぎます。

バスの時間がどうしても待てず、タクシーを呼んで貰うことに！

待つ事20分　やっとタクシーが来た！　そしてタクシーに乗ったその時！　え～～(@_@)